
日高 ショーコ
芳文社 刊
発売日 2008-03-29
シグナルで主役のカップルを引っ掻き回していた「メガネ君」こと榊さんの
物語と知った時、「どうしてあんな可愛気のないキャラを…」と
思ってしまいました。
BLでメガネといったら鬼畜か、神経質で可愛い受と相場が決まって
いるのに(独断と願望含む)シグナルのこの方といったら、
飄々とした感じで可愛くなかったんですもの。
他の方も書いていらっしゃいましたが、私も榊は受だと思っていました。
シグナルに出てきた榊の高校時代からの片思いの相手も、
ちょっかいを出していた相手も、どう見ても受にはなりそうもない
タイプだったし、この物語でもセフレとのHシーンが出てくるんですが、
榊が受に見えたんですよ。
ノンケの岡田に一目で惹かれた榊は、過去のトラウマから、
この恋もうまくいかないものと最初から諦め、胸の中に沸き
起こる恋の嵐を必死に押さえ込もうとします。
でも、岡田からの電話に夜中でも駆けつけてしまったり、
衝動に駆られてついキスしてしまったり、言動は理性を裏切り続けます。
キスしたことを「魔がさした」と、冗談めかして言った時の、
榊のにらみつけるような瞳が全ての気持ちを物語っていて、キュンとしました。
必死にクールさを装いながら、動揺しまくっている榊さんが
可愛かったです。
嵐が過ぎ去った後、平穏が訪れるのか?
それともまた違う嵐(嫉妬とか、不安とか)がやってくるのか?
それは皆同じなのでしょうね。
それにしても、岡田さん、仕事とプライベートのギャップありすぎ…
これから榊さんが世話女房になるのが目に見えるようです。
予断ですが、榊さんの会社の女性社員の中森さん、かっこ良すぎます。
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